
手縫いでもミシンでも、革製品の価値は素材だけじゃ決まらない
皆さん、こんにちは♪
最近は、蝉の鳴き声の種類が変わり、夏が終わるな〜と思い始めました。今年はしっかり日焼けをした革紋。頑張った勲章として、受け止めます笑
さて、今回は題名通りです。
『手縫いだから高いんですよね?』
展示会やイベントでお客様からよく聞かれます。そして、続けて、『革だから高いし仕方ないよね』というお話も多々あります。
確かに、手縫いには時間と手間がかかりますし、革は丈夫で長持ちする素材です。でも、価格の本質は、『手縫いだから、革だから高い』ではありません。
私たち職人が大切にしているのは、素材の良さを引き出す仕立てや技術、そして工程の丁寧さです。手縫いでもミシンでも、革でも布でもどれだけ時間と技術をかけて、どれだけ丁寧に作ったかが、本当の価値だと思います。

値段に込められた思い
革紋の作品に込めているのは、単なる高級感ではありません。
革という素材の強さ、西陣織の華やかさ、京都の伝統的な美意識。それらを丁寧に組み合わせることで「長く愛される品」を生み出したいと考えています。
私たちが価格をつけるのは、「革だから」という理由ではなく、「どれだけ長く使ってもらえるか」「どれだけ大切にしたくなるか」という想いを込めているからです。
さいごに
展示会やイベントでいただく「手縫いだから高いんですよね?」という質問には、いつもこう答えています。
「手縫いだから高いのではなく、どれだけ丁寧に仕立てているかが価格に表れているんです」
革でも布でも、西陣織でも。手縫いでもミシンでも。
作り手がどれだけ心を込めて、技術を注ぎ込んで仕立てているか。それが作品の本当の価値です。
これからも革紋は、「手に取った瞬間に特別だと感じてもらえるもの」をお届けしていきます。
次回の展示会やオンラインショップでも、ぜひ「京都らしさ」「西陣織との調和」を感じていただければ嬉しいです。

