記事: 松坂屋・着物フリーマーケット・浜名湖アートクラフトフェアへの感謝

松坂屋・着物フリーマーケット・浜名湖アートクラフトフェアへの感謝
秋の気配を感じ始めた9月から10月にかけて、「革紋」は3つのイベントに出展させていただきました。
松坂屋での催事、着物フリーマーケット、そして浜名湖アート・クラフトフェア。
それぞれにまったく違う空気と出会いがあり、どの会場でも温かいご縁に恵まれた時間でした。
今回は、その3つの出展を振り返りながら、心からの感謝を込めてレポートをまとめたいと思います。
■ 松坂屋名古屋店での出展
百貨店という落ち着いた空間で迎えた松坂屋名古屋店での催事。
お客様一人ひとりがゆっくりと時間をかけて作品をご覧くださり、革の質感をじっくり感じ取ってくださる姿が印象的でした。
中には、以前「栄ノバ」で出展した際にお会いしたお客様が、足を運んでくださる場面もありました。
「また出展されていると聞いて来ました」と声をかけていただいた時は、本当に嬉しかったです。
また、ご来店の際に、商品を身につけて来てくださる方もいらっしゃいました!嬉しいですよね、本当に。
こうして場所を越えてつながっていくご縁は、ものづくりを続ける中で何よりの励みになります。
百貨店という環境の中で、革紋の作品を“ひとつのブランド”として見ていただけたことも、大きな学びでした。
ご覧くださった皆さま、関係者の皆さまに心より感謝いたします。
■ 着物フリーマーケット
着物フリーマーケットは、去年に引き続き3回目の参加をさせて頂きました。和装を愛する方々が多く、会場全体に“和”の空気が流れていました。
革紋の作品も「和の装いにも合いそう」と興味を持ってくださる方もいました。革でありながら、どこか落ち着いた佇まいを感じていただけたように思います。
中でも印象的だったのは、「店舗がある頃から気になっていたんです」と声をかけてくださったお客様。なかなか行けなかったけれど、今回の出展をきっかけに足を運んでくださったとのことで、実際に作品を手に取って見ていただけた瞬間は、作り手として胸が熱くなりました。
着物という伝統と革という素材。異なる世界のようでいて、どちらも“長く使い続ける文化”を持つ点では共通しており、革紋の作品がその橋渡しになれたら、、、そんな想いを強く感じた一日でした。
■ 浜名湖アート・クラフトフェアでの出展|屋外イベントの魅力と感謝
続いては、静岡県浜松市にて全国から作家が集まる大規模イベント「浜名湖アート・クラフトフェア」
自然の中で行われる屋外イベントならではの開放感と、人との近さを感じる2日間でした。
初日はあいにくの雨でしたが、それでも多くのお客様が傘を差しながら足を運んでくださり、「雨の中でも見に来てよかった」と言っていただけたのが忘れられません。
また、いつも会いに来て下さるお客様が、遠方からお越しくださいました。顔見るだけで安心するのに、さらにオーダーまでくださいました。ありがとうございます!
2日目は一転して夏のような暑さに。強い日差しの中でも多くの方がブースを訪れてくださり、革紋の作品をじっくりご覧になる姿がとても印象的でした。
そして、嬉しかった出来事の一つで、地元の友達が会いに来てくれたってことですね。実は革紋、友達や知り合いには、実はこういうことをやっているというのは教えていたりはしますが、屋号までは公表していません。ほんの一部にしか教えていなくて、、、笑
嬉しいですよね、そういう友達がいて🤝
屋外イベントは気候との戦いでもありますが、その分、お客様の声を直に感じられる特別な場です。
ものづくりに興味のあるお客様がたくさんいらっしゃっており、一点ものという言葉に刺さるお客様もたくさんいました。
遠方からお越しくださった方、以前のイベントでお会いした方、そして初めて革紋を知ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
■ 出展を通して感じたこと
3つの会場を巡りながら感じたのは、「作品を通してつながるご縁のありがたさ」でした。
どのイベントでも、「この革の風合いが好き」「カッコ良すぎる」「一目惚れしました」まっすぐな言葉をかけていただき、その一つひとつが次の制作への力になります。
同時に、出展を重ねるごとに、お客様が作品の背景や素材にも興味を持ってくださるようになり、
「京都レザーってどんな革ですか?」と尋ねていただく機会も増えました。
“伝えるものづくり”という革紋の原点を、改めて意識するきっかけにもなりました。
■ おわりに
松坂屋、着物フリーマーケット、浜名湖アート・クラフトフェアそれぞれの会場でお会いできた皆さま、関係者の方々に、心より感謝申し上げます。
これからも、ひとつひとつの作品に心を込めて、長く寄り添える革の魅力をお届けできるよう励んでまいります。
今後の出展情報はInstagramや公式サイトでもお知らせしてまいりますので、ぜひまたお立ち寄りください。皆さまとのご縁に、改めて感謝を込めて。
