
革製品が濡れた!そんな時はどうする?
今回は、革製品を濡らしてしまい、対処方法をお探しの方、いらっしゃるかと思い、ブログを書きました。当店でも、洗濯機で洗ってしまいました。そういう方がいらっしゃいます。
まず、そもそも、革を濡らしてしまうのはなぜ良くないのかをご存知でしょうか?
濡らすのがダメな理由 4選
・シミ・変色…水分が革に染み込み、シミと変色の原因となります。
・硬化・ひび割れ…革に含まれる油分が抜け出してしまい、硬化やひび割れの可能性があります。
・型崩れ…水分により革の繊維が緩み、型崩れを起こす可能性があります。
・カビの発生…湿った状態が続くと、カビが発生する原因となります。
上記の理由で革を濡らしてはいけないという事になります。
また、革の種類によっても強い弱いはございます。当店使用の革は、弱い部分と強い部分がございます。
⇨京都レザーは、比較的水に強いクロム鞣しを使用しております。しかし、京都レザーではない部分である黒い革は、植物タンニン鞣しを使用しているので、濡れに弱いです。
つまり、濡らさないようにお気をつけて下さい。
それでも、濡らしてしまったという方に、以下の順番でお手入れ方法をお伝え致します。
1,乾いた布で優しく拭き取る。
2,直射日光を避けて、風通しの良い場所で陰干しをする。
3,革専用のクリームを塗る。※京都レザーの部分には塗らないようにお願い致します。
京都レザー以外の部分は、保湿してあげて下さい。塗り過ぎも良くないので、まずは米粒一粒くらいの量を取ってのばしてみてください。
《注意点》
・ドライヤーやヒーターの前で無理に乾かそうとはせずに、ゆっくり乾かしてあげて下さい。ひび割れや乾燥をしてしまいます。お肌と一緒です。
以上です。その他で、ご質問などございましたら、お気軽にLINEかコンタクトにてご連絡を下さると幸いです。
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